捕獲トラップ・道具
1.ネズミ捕り
ネズミは非常に警戒心の強い生き物なので、バネをセットしたネズミ捕りだけではなく、その周辺にも餌をまいておく必要があります。また、わざとバネをセットせずに、しばらく餌だけを付けておくという方法があります。これを何度か繰り返し、ネズミの警戒心を解いてから改めて罠を仕掛ければ、捕獲率を高めることが出来るのです。ネズミ捕りのバネはかなり強力で、指を挟んだりの大怪我が予測されるので、とても危険です。小さなお子さんがいる家庭での設置には不向きです。
また、捕獲に成功した場合の後始末作業として、ネズミを罠から外すという作業がありますが、ネズミの処理が気持ち悪いという方には、不向きなトラップです。
2.粘着トラップ
ネズミ捕獲用の粘着トラップは、ネズミの走り回る台所や天井裏などに設置するのが有効です。ネズミは夜行性で、人の気配を察知すると姿をくらましますから、設置する時間帯は人間が就寝する夜中を選びます。 ピンポイントで設置するなら、おすすめはネズミが飛び降りそうな場所。着地の時の力も加わり、しっかりとトラップにはまってくれます。しかし、はがすのが大変なので、ペットやお子さんなどが誤って踏んだりしないように注意してください。もしも、くっついてしまった場合は、間違っても力づくではがそうとしたりせず、サラダ油や洗剤などを使ってゆっくりとはがしてください。
3.殺鼠剤
殺鼠剤は、その名の通り、ネズミを駆除する目的で作られた薬剤です。通常は毒餌の形で投与します。これは、ネズミが殺鼠剤を食べるために、そのまま置くより餌と混ぜた方が、より効果的だからです。毒餌の仕掛け方は、まず、殺鼠剤の入っていない餌だけをネズミの出没しそうな場所に捲いておきます。これは、その場所を「餌場」として認識させるためです。ネズミが餌の入っている皿などの容器に慣れ、警戒を解いた時がチャンスです。
毒餌を食べた痕跡を確認できたら、次の日は量を増やし、さらに1週間くらい続けます。 全く食べなくなったら、ネズミが死んだ可能性が高くなります。毒餌を使う場合は、このネズミの死骸を探すのが少し大変ですが、しかし根気よく調べて、必ず発見してください。死骸を放置すると、虫や菌の発生につながります。
4.忌避剤
忌避剤は、ネズミを捕獲したり、殺傷することを目的としたものではありません。駆除後に使われることが多い、ネズミの侵入を防ぐための薬剤です。忌避剤には、以下の種類などがあります。